五月二十一日、早慶対抗水上競技大会が東京辰巳国際水泳場で開かれた。義塾水泳部競泳部門は中村英悟選手(理4)、加藤昌弘選手(理4)らが入賞するものの後が続かず、総合成績で四対六十八と、昨年度に引き続き敗戦を喫した。國代竜一監督、石原隆史総将(環4)はこの結果に「完敗です」と口をそろえ、また、今後の目標について、「まずはカンカレ(関東学生選手権)で良い結果を残すことを目指します」と語った。
 中村選手は一〇〇m自由形で三位に入賞。この種目が慶大初の得点となったが、試合後のインタビューで、「水泳は一位でなければ負け。(三位という結果は)取りこぼしがあったのではないか」と振り返り、「インカレ(日本学生選手権)などこれからの大会に向けてまた力をつけなくてはならない」と話した。
 また、二〇〇m自由形で二位に入った加藤選手は、一〇〇mの時点で二位。折り返し以降も一位の選手に付いていく泳ぎをみせた。「調子は良かった。(試合の経過を見て)早大が勝ち続けることを絶対阻止しようという意気込みで泳いだ。それだけに一位でなかったことは残念」と話した。
 早慶戦について、中村選手は、「伝統ある『対抗戦』。七十七年という深い歴史を持っているし、OBの方々の期待も大きい。後輩にはその重要さを意識して臨んでいってほしい」と語った。