卒業生評議員選挙、10月に投開票 理事と評議員兼任禁止の方針後、初の選挙

慶應義塾は、第36期評議員のうち、30名の卒業生評議員を選出する選挙を実施する。第35期評議員が10月に任期満了することに伴う選挙。先月2日に慶應義塾HPに選挙広告が掲示され、今月29日が候補者の推薦の締め切り。8月3日までに塾員原簿に登録されている塾員が10月3日までに投票し、同月31日に第36期評議員が公告される。

慶應義塾評議員会は理事会の上部組織として、学校法人の管理運営に関して「最高議決機関」にあたる。予算の承認、大学の学部・大学院・研究所などの新設・廃止といった重要事項の決定は、評議員会の議決を要す。塾長・理事会はあくまで執行機関であり、塾長・常任理事・監事の選任も、評議員会の権限だ。

今年は4年に1度の評議員改選の年。現在の第35期評議員の任期は10月末日までだ。慶應義塾評議員会は、教職員評議員、卒業生評議員、推薦評議員、塾員評議員からなり、95名以上101名以内の評議員で構成される。うち30名の卒業生評議員が塾員による直接選挙で選ばれる。
慶大の学部または大学院を卒業した者で、25歳以上の塾員が被選挙権をもつ。立候補には、理事会の推薦を受けるか、塾員100名以上150名の署名を集める必要がある。

慶應義塾規約により、兼任が禁止されているのは教職員評議員のため、理事と卒業生評議員の兼任は可能だ。しかし、理事と評議員の兼任は、文科省特別委員会、私大連盟ともに禁止の方向で進む。学校法人が機動的かつ安定的に運営を行っていくためには、理事・監事・評議員それぞれが適切な役割分担の下、協力して運営に参画することが重要になる。

高橋明日香)