文学部専攻徹底解説の第10回では、東洋史学専攻を取り上げる。今回は、文学部東洋史学専攻 2 年・S さんにアンケートを実施した。ぜひ参考にしてほしい。
――専攻の雰囲気は?
20 名ほどの少人数から構成される専攻。教授との距離も近く、質問をしやすい雰囲気が整えられている。必修言語が同じである学生同士は特に仲睦まじい。
――どのような分野を学ぶのか?
主に東アジア世界、イスラーム世界の 2 つの分野を学ぶことができる。インドや東南アジアに関する講義も学期により開講される。また、学習分野の知見を深めるため、必修言語をアラビア語、ペルシア語、トルコ語に変更することができる。
――必修やカリキュラムは?
2 年次の必修は「東洋史学入門」のみである。選択必修が多いことが特徴であり、3 年次の進級条件にもなるため、計画的な履修が必要だ。自分の好みの講義をとることができるため、イスラーム世界を学びたい学生は東アジア世界の講義を取らずとも卒業が可能である。
――この専攻の特性は?
基本的に講義が少人数で行われるため、他人に頼ることができない。必修言語を変更した際には 1 年次の第二外国語よりも真面目な学習が必要である。レポートと持ち込み可能のテストが多く、テスト期間前のみ忙しい。
――なぜこの専攻を志望したのか?
以前からアラブ、イスラームの世界に興味をもっていたため。また、少人数であることに魅力を感じたため。
――この専攻に向いている人は?
まず、東洋史に興味がある人。そして、一人でも課題に取り組むことができる人。また、日本語、英語問わず多くの文献を読むことが苦でない人には向いていると感じる。
次回は人間科学専攻を取り上げる。乞うご期待。
(金田悠汰)