2022年の運命を左右するおみくじの実態

みなさんはおみくじを引く、あるいは引いただろうか。新年の始まりである1月多くの人が1年の運勢を占うおみくじを引くが、おみくじが実際どんなものなのか知るものは少ない。そこで、おみくじの実態について迫る。

おみくじは、くじを引くことによって神意を占い、自身の吉凶を占うものだ。日本のおみくじ創始者とされているのが、平安時代の僧侶である元三大師(がんさんだいし)である。彼が観音菩薩に祈念し授かった100枚の観音籤(かんのんくじ)が起源だといわれている。元三大師はその中から1枚を選び願う事柄の吉凶を判断するとともに、的確な指示を行ったとされている。今回は、みなさんが疑問を抱いたことがあるだろう事柄について述べていく。

〇引くときの注意点
先に参拝して、神様や仏様にお参りすることが重要だ。自分の願い事や悩みを具体的に想像することで、それに対する神のお告げに意味が見出せる。

〇結んだ方がいいの?
おみくじを木の枝や紐に結んで帰る人も多いだろうが、実は特に決まりはない。持ち帰っても結んでもよいのだ。おみくじを結ぶのは、結ぶという行為が「縁を結ぶ」というように縁起のよいこととされているためだ。神社指定の奉納場所に結んでもよいし、神のお告げを今後の指針とするために持っておくのもよいだろう。

〇悪いおみくじを引いたらどうすればいいの?
凶や大凶も同様に、結んでも持ち帰ってもどちらでもよいとされている。しかし、厄を持ち歩きたくない人や、吉に転じるよう願う一貫として、結んで帰る人が多いようだ。利き手とは逆の手を使い、「困難に打ち勝った」と運気の上昇を祈る人もいる。

〇気になる封入割合
場所によって封入割合は異なるが、おみくじの元祖である元三大師の記した「元三大師御籤帳(みくじちょう)」には、大吉16%、吉が35%、凶が29%、その他で20%と記されている。この伝統が受け継がれ、例えば浅草寺は、大吉17%、凶は30%。吉16%、末吉6%、末小吉3%、半吉4%、小吉4%とこれに近い割合になっている。しかし凶が約3割は多く、現在は凶や大凶を引くと縁起が悪いために、その数を少なく調整している寺社もあるそうだ。

〇おみくじの順位
最も一般的な7段階のものは、大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶である。伊勢神宮などでは、大凶の無い全6段階、京都伏見稲荷大社ではなんと全17段階もある。

〇おみくじはいつ引くべき?
おみくじは、初詣で引かなければならないというわけではない。新年の運勢に限らず、何かアドバイスが欲しい時におみくじをひいてもよいだろう。また、おみくじの有効期限は特に定められていない。自分が決めた期間、あるいは願いが叶うまでと考えても良い。

最後に注意してほしいのが、歴史の深いおみくじには様々な説があるということだ。みなさんには、次におみくじを引くときにはこの記事の内容や、おみくじの伝統、バリエーションも含めて楽しんでみてほしい。

 

(乙幡丈翔・山下和奏)