関東大学春季大会の法大戦。前半は風下の影響もあり、0―11と法大にリードを許すものの、後半に入ると慶大は6トライの猛攻で逆転。36―14で勝利し、第1戦の拓大戦に続き、2連勝とした。

風下に立った前半は法大SO加藤、CTB猪村のロングキックに苦しみ、自陣でのプレーを余儀なくされる。さらに「最初の10分間のプレーが良くない」(PR平野、環4)と、試合序盤にミスや反則を重ね、前半4分に先制トライを許す。流れに乗れず、14分と41分にペナルティーゴールを決められ、0―11とリードを許し前半を折り返す。

後半1分にペナルティーゴールを許すが、スクラムやラインアウトといったセットプレーをはじめ、ボールの争奪戦で優位に立っていた慶大は4分にFWが一体となった押し込みでPR青木(商2)が右中間にトライ。その後は「攻撃にリズムが出てきた」(SH宮澤、法2)と、素早いパス回しとランで相手を翻弄。計6トライを奪い、36―14で逆転勝利を収めた。   (塚本雅章)

敵陣ゴール前に迫る慶大FW