ラグビーの関東大学対抗戦が9月6日開幕した。Aグループに所属する慶大はニッパツ三ツ沢球技場で日体大と対戦するも、19―24で敗北。日体大に慶大戦11年ぶりの勝利を献上し、昨年同様、対抗戦黒星スタートとなった。

 前半は、両チーム一進一退の攻防。前半7分、相手ゴール正面付近のモールの展開から、CTB浜本将人(法3)がインゴール隅に飛び込みトライ。慶大が先制点を挙げる。一旦は日体大に逆転を許すも、前半終了間際の37分、FB保坂梓郎(環2)がディフェンス網をかいくぐり、トライに成功。SO川本祐輝(総4)のコンバージョンキックも決まり、慶應は12―7の5点リードで前半を折り返す。

 だが、後半開始早々、慶大は相手キックオフのボール処理を一瞬誤り、これをトライに結びつけられてしまう。同時に、試合の流れは完全に日体大へ。後半16分には敵陣深くまで攻め込みながらパスをインターセプトされると、そのままトライに持ち込まれ万事休す。試合を通じて、重要な局面でミスも目立つなど、春季王者らしからぬ、どこかちぐはぐとした印象は最後まで拭えなかった。