ミス慶應、運営団体が並立 史上初「2人のミス慶應」誕生か

2022年度のミス慶應を決めるコンテストが2つ開催されるという、異例の事態となっている。昨年度までミス慶應コンテストを開催していた「ミス慶應コンテスト2022実行委員会」に加え、「ミス慶應キャンパスコンテスト運営委員会」という別団体が主催するコンテストが現れた。本紙は両団体に取材し、事実関係を整理した。

キャンパスコンテスト「『ミス慶應』は一般名称」

初めて開催を発表したのが、「ミス慶應キャンパスコンテスト」だ。昨年度に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止。今年2月の組織再編を経て、3月31日にファイナリスト4名が発表された。

本コンテストは、「画一的な美の基準ではなく、個の発信する美しさに焦点を当てる」というコンセプトのもと開催される。また主にファンによる投票でグランプリが決まる従来のミスコンテストとは異なり、「ファイナリストの活動の結果」でグランプリが決まる。ファイナリストの活動に関して、現時点(4月21日)で公表されている情報はないが、随時公開していくという。

コンテストのエントリーに関して、ツイッターやHPでの事前募集はなかった。新設の団体のため、公募による影響力が十分でなくコスト負担が大きいと判断し、友人や知人を経由しての推薦により応募者を募ったという。

「ミス慶應」という言葉の使用により、ファンや塾生が2つのミスコンテストを混同する可能性がある。「ミス慶應」の使用に関して、「特許情報プラットフォームにて、特許・商標等の登録がないことを確認したうえで使用しており、『ミス慶應』は一般的な名称であると考えている」と話した。

なお、ミス慶應コンテスト実行委員会とは、今回の開催に関して協議を実施していないという。

実行委員会「ミス慶應コンテストとして世間的に認知されている」

ミス慶應コンテスト実行委員会は、2018〜2021年に「ミス慶應コンテスト」を開催してきた。今年度は4月30日まで参加者の募集を行っており、その後ファイナリストが発表される。

「ミス慶應コンテスト2022」の実行委員会は、「ミス慶應キャンパスコンテスト」について、「開催についてはSNSにて把握しているが、主催団体その他の情報については全く認知していない」とし、「開催に関する事前の連絡や相談等も一切なかった」と答えた。ミスコンテストが2つ存在することについては、「4年連続で継続して開催しており、『ミス慶應コンテスト』として世間的にも認知されていると考えている」と答え、コンテストへの影響は否定した。

コンテストの正当性を巡る法的な争いについては、現時点では想定していないとしつつも、「今後の状況によっては様々な対応を視野に入れながら検討していく」とコメントした。