今月10日の薬学部一般入試を皮切りに、3月1日まで慶應義塾大学の一般入試が行われます。全力で頑張っている受験生の皆さんへ、今年度の慶應ボーイコンテストでグランプリを獲得した、石井隼一郎さん(経4)から応援メッセージをお届けします。

 

――慶大を目指したきっかけはなんですか

大きく2つ理由があって、1つは親との約束」、もう1つは「将来のため」です。

幼い頃から、周囲の大人に「慶應っぽいね」と言われる機会が多くて、両親からも慶應義塾中等部に入学することを期待されていました。ですが、当時は友人と遊ぶ時間を奪われたくなかったので、中学は実力で行けるところに進学し、大学受験では頑張って慶大に入学すると親と約束しました。

また、将来、起業するという夢は昔からずっと変わっていないので、その時に縦横のつながりが一番強いのは慶大の経済学部だと思いました。

 

――どうして経済学部を志望したのですか

将来事業を起こしたくて、経済学部か商学部で迷ったのですが、看板学部だったので経済学部にしました。ですが、今なら商学部にしていたかもしれないですね。

わかりやすく言うと、経済学部は森(社会全体)を見る一方で、商学部はその中の一本一本の木の育て方を学ぶイメージです。今となっては、僕は起業も考えていますし、より大きな木を育てるノウハウを学んだ方がよかったのかなと感じています。

 

――大学生活を振り返って、一番印象に残っている出来事はありますか

一番はやっぱり、「慶應ボーイコンテスト」でグランプリを取ったことです!昨年度のミスター慶應コンテストを落選した時から数えると1年半、そのために一生懸命頑張ってきたので、それが結果となったときは本当に嬉しかったです!

また、慶大に合格したときは同じくらい嬉しかったなと思い出します。

 

――慶大のいいところはどこだと思いますか

いろいろな方面で活躍している人が多いことです。自分が何かチャレンジしたいと思った時に同じように挑戦している人がたくさんいることや助けてもらえることが本当にありがたいと思っています。

 




――どんな高校時代を送っていましたか

高校1年生の頃から学級委員長や文化祭の模擬店での模擬社長、体育祭の副団長など、まとめ役をやることが多かったですね。

同時に、中学のときに親の離婚などもあって、あまり学校に行けていなかったので、「慶應に行きたい」一心で早くから受験勉強に取り組んでいました。

 

――受験時代を思い出して、一番頑張ったことはなんですか

モチベーション管理でしょうか。浪人期は塾に通っておらず、スケジュール管理やメンタル保持も自分次第だったので、大変でしたが頑張ったなと思い出します。でも、そのおかげで、浪人期は生きてきた22年間の中でもかなり上位で好きな年ですね!正直、とても楽しかったです。

どうしても慶應に行きたくて、現役時は慶大しか受験しませんでした。浪人期には、過去問も1998年くらいまでやって、やるべきことはすべてやりきりました。

 

――頑張る、努力を続ける秘訣はありますか

少しナルシスト的な発言ですが…(笑)「頑張る自分」が好きだったんです。「朝眠くても起きられたこと」、「前日に決めたタスクをやり切れたこと」、「目標の成績に達したこと」など小さなことでもすべて、自分自身を褒めてあげられていたのは大きかったと思います。

 

――緊張しているときの解消法はありますか

受験や模試会場で、隣に座っている学生の頭が良さそうに見えることってありますよね。ですが、それは相手にとっても同じことで、自分を見て相手も内心びくびくしていると思ったらなんだか笑えてきます(笑)。

それに、緊張するのは今まで頑張ってきたからこそ、自分に期待できているからであって、悪いことではありません!緊張はいいものだと受け入れてあげる方が楽なのではないかと思います。

 

――受験時に必ず持って行ったものはありますか

いつも同じものを持っていっていました。目薬やチョコ、お守りとかですね!

受験当日の朝はあたふたすると思うので、僕は模試の時からいつも必要なものを紙に書いて、冷蔵庫に貼っていました。受験の度にその紙で最終忘れ物チェックをして、安心して臨めるように心がけていましたね。

 

――受験当日のルーティーンはありますか

僕は前日の夜から当日のお昼まで完全にルーティーン化されていました。

受験前日の夜ごはんは、焼き鯖とご飯とお味噌汁と決まっていて、身体に負担をかけないようにしましたね。当日の朝は出発の2時間前に起き、準備をして、朝ごはんは焼き鮭定食を食べました。お昼はいつもおにぎり2つとレッドブルとブラックサンダーで、同じものを同じくらいの量食べるんです。模試のときからそうすることで、自分を安心させていました。

また、朝は鏡の自分に向かって「大丈夫」と言ってから、出発していましたね!

 

――受験生へ応援メッセージをお願いします

頑張って、頑張って、頑張りぬいたあなたへ。毎日頑張っていると思うので、「頑張れ」とは言いません!ちゃんと自分のこと褒めてあげながら、成長を楽しんでください!慶應義塾大学で待っています!

 

 

 

【プロフィール】

石井隼一郎(いしい・しゅんいちろう)さん

慶應義塾大学経済学部4年生

慶應ボーイコンテスト2021でグランプリを獲得。

MR OF MR CAMPUS CONTEST 2022 出場予定。全国予選は今月14日(月)から、詳細はこちら

 

 

 

 

 

(加藤萌恵)