22日13時過ぎ、メインステージにおいてUNICORNSの公演が行われた。今回はCheerleaders UNICORNSとUNICORNS Songleadersのコラボステージであり、その豪華な演技を観るため多くの観客が集まった。曇り空を吹き飛ばすような明るい掛け声からステージはスタートし、それぞれの主将によるあいさつがされた。

はじめに登場したのは赤い衣装に包まれたCheerleaders。マスク越しでも伝わる華やかな笑顔で、手を振りながら入場した。音楽が始まると、「Let’s go UNICORNS!」という掛け声とともにダイナミックな演技を披露した。

続いて登場したのはSongleaders。大会演技の縮小版を披露するという。チアリーダーズの演技から雰囲気がガラッと変わり、しなやかな曲線を魅せたかと思えば力強いジャンプも決めた。

次に行われたチアリーダーズの演目は、1年生が構成・演出・振付の全てを担当したという。アクロバティックな動きは少ないものの、フレッシュ感の伝わる輝いたステージであった。

SongleadersのAチームは、12月に行われる全国大会において3連覇を目指している。柔軟性を活かした技と力強い技を、目まぐるしいスピードで決めていく。観客からも大きな歓声があがっていた。

CheerleadersのAチームは、雨天の影響により高難度の技を披露することは叶わなかった。しかし仲間への信頼感を感じる演技、力強い眼差しで観ている観客を魅了した。

ステージも終盤に差し掛かり、ピアノの音とともにCheerleaders総勢44名が入場した。三田キャンパスに響き渡る鮮やかな掛け声から始まったのは、JPOPを基調としたメドレーだ。同時に8個のタワーが作られ、観客の盛り上がりも最高潮に達した。

Songleadersの最後の演目では、金のポンポンを使ってUNICORNSという文字が描かれた。キャンパスの中心で三田祭全体の一体感を感じる瞬間であった。ラストはUNICORNSメンバー全員がステージ上に集まり、お馴染みのポーズとともに公演を締めくくった。

ステージ終了後、UNICORNS Songleadersの釆原果奈さん(環3)と洲脇理子さん(環3)に話を聞いた。観客を迎えての演技披露に喜びを感じているという。「一昨年は大雨、去年はオンライン下での開催だった。無事、36人でお客さんの前に立って演技できて嬉しい」と語る2人。今後の目標を聞くと、12月に控える全国大会への意気込みを語ってくれた。Aチームは3連覇がかかっている。「3年生の引退もあるので残りの練習時間を大切にしたい」と目を輝かせた。23日の後夜祭でもパフォーマンスを行ったUNICORNS。これまで積み重ねた努力によって完成される華やかな演技から今後も目が離せない。

左から洲脇理子さん(環3)と釆原果奈さん(環3)

(角谷理生)