《MITASAI REPORT-2021》令和偉人伝 〜1万円札を飾るのは誰だ~

偉人伝に出場する各団体の代表たち

我らが福澤諭吉先生も、まもなく紙幣から姿を消してしまう。それなら自分こそが新紙幣の肖像に取って代わろうではないか。そんな燃え上がる想いのもと、22のミニステージにて『令和偉人伝 ~俺らをお札に描きやがれ!~』が開催された。客席は開始準備の段階から溢れんばかりの大盛況。それもそのはず、今回は企画を見守る特別ゲストとして、人気タレントの上原亜衣さんが登場したのだ。

 

三田祭実行委員会主催のこの企画は、10団体の代表がステージに集まり、偉人として認められるべく、ミニゲームで競い合うというもの。集まったのは、運動系からボランティア系まで多種多様な団体の代表10名。多くの部員数を誇る団体の代表たちが、塾生としてのプライドをかけてぶつかり合った。

 

1戦目は「容姿」を競う「顔面デコレーション」だ。10本の輪ゴムを顔に巻き付け、最後にリボンを巻くまでの時間を代表5名が競う。多くの輪ゴムを顔に巻くのは至難の業だが、みな必死で顔につけていく。シリアスとコミカルのせめぎあいの中で苦戦する5名の表情は、客席の笑いを誘った。

顔面デコレーションに苦戦する5人

2戦目は残りの5団体で「忍耐」を競う。洗濯バサミのついた巨大紙幣をいくつ体に付けて我慢できるかという企画だ。苦悶の表情を浮かべながらも、自身のプライドにかけて全力で体に洗濯バサミをつける5名を前に、会場は愉快な雰囲気に包まれた。ここでの勝者は、体のほとんどがお札で覆われた元川さん。決勝戦に進む前に行われた上原さんの特別企画「どこまで答えられるかな?」では、サービス精神あふれる彼女のトークに観客は大いに湧いた。

 

偉人を決めるラストバトルに進出したのは、1回戦勝者の坂本さん、2回戦勝者の元川さん。2名は「勇気」を競うべく、「パンストふんどし相撲」で勝負した。お互いのストッキングを全力で引っ張り合う白熱した戦いの末、勝利を手にしたのは元川さんだった。出演者の服が紛失するハプニングにも見舞われたが、会場は笑いと拍手に包まれた。最後の表彰では、ゲストの上原さんから優勝者の元川さんに、肖像画に使われた巨大特別紙幣が手渡され、会場は大きな歓声と拍手で幕を閉じた。

見事新紙幣の肖像画を勝ち取った元川さん

ミニステージにて行われた『令和偉人伝』だったが、個性豊かな10名と上原さんの舞台はメインステージ以上の賑わいを見せた。昨年のオンライン開催を挟んだ今年の三田祭だが、コロナ感染対策が十分になされたうえでも、その熱狂は衰えていない。残すところ1日となった三田祭、最後まで塾生全員で楽しんでほしい。

 

(乙幡丈翔・山口立理)