ミニシアターを守るために

ユーロスペースの外観(写真=提供)

ミニシアター文化を守るために必要なことは何だろうか。北條さんは「いろいろな文化に接することのできる社会」だと考える。
北條さんは「それぞれのミニシアターには、目には見えない『委員会』、指名されていない『コミッティ』のようなものがあるように思えます。そのメンバーが、ミニシアターについて考えて、助けてくれて、なにかと頼りになる。あるいはそのミニシアターの精神的な柱になってくれている」とミニシアターと観客の関係を分析する。

 

ミニシアターの未来

最後に、ミニシアターの未来に思いをはせる。「文化的なバックボーンを持つミニシアターが『おもしろい映画館』として、したたかに、しなやかに生き残ってくれる時代に、コロナ後もなってくれればいいですが、楽観すぎるでしょうか」

 

(津覇瑠華)