連載

《好きの1ページ》第1回 文房具のひみつ〈後編〉

自由自在にカスタマイズできる「PEGGY」

PEGGY

「PEGGY」は、自分好みのカスタマイズを実現できる卓上収納ボード。工具を使う必要がないため手軽に使用できることが魅力である。縦置きか横置きかを選べたり、L字フック、ミニコンテナ、ペンスタンド、ミニシェルフの4つのパーツを自由に組み立てたりできるため自分好みのカスタマイズもできる。

この商品の発売前は、デスクボードなどの机上整理用品の売上が好調だった。しかし、ニーズの高かった卓上の小物収納についてはサポートできていなかったため、「PEGGY」の開発に取り組んだと平山さんは語る。

「PEGGYにはペグボードが使用されています。店舗での商品収納に目をむけると有孔ボードを使った道具が採用されている場合が多くありますが、それらが商品の形状やサイズを問わずまとまった収納ができていることからペグボードを用いる着想を得ました」

開発時には、個人とオフィスに提案出来る価格とデザイン性を兼ね備えられるように配慮をしたという平山さん。簡単に設置できてデザイン性に優れていることから、インテリアは好きでも設置作業が面倒だという人にも興味を持ってもらえる商品にしたそうだ。卓上の整理だけでなくリビングのインテリアやレジ横など店頭での活用もおすすめするという。

 

新商品を開発するときに大切にしていること

井上さんは、便利さはもちろん、思わず手に取りたくなり、また手に入れた後も愛着を感じられる商品になるよう心がけている。

「世の中には便利なものがたくさんあります。その中から選んでもらうには、機能・デザイン・価格のバランスを取りながら1つ1つの仕様を突き詰めていく姿勢が大切だと思います」

また、自分自身が暮らしの中で感じる、ちょっとした引っ掛かりや気づきを見逃さないようにもしているとも語る。「文房具は日用品なので、日常的に使われることが重要です。その商品があることで生活がどう変わるのかを見据えた上で、具体的な仕様・デザインに落とし込むようにしています」

遠藤さんも商品開発の際に大切にしていることがある。「仕事全般に関しても同じことが言えますが、他人、ひいてはお客様が感じていることに出来るだけ思いを馳せるように心がけています」

普段は目に留めず「常識」とされていることに対して、「なぜそうなっているのか?」と考えることが大事だと遠藤さんは語る。その「常識」をどう変えたらより便利になるのかというアイデアが浮かべば、それが新しいものを生み出すきっかけになるという。

 

 (次ページ:流行りの文房具とは)

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