第33回京王電鉄杯が先月1日から15日にかけて、エスフォルタアリーナ八王子で開催された。慶大は1勝4敗で大会を終え、10校中9位という不甲斐ない結果に終わった。
 
日大との初戦では、前半、ディフェンスリバウンドが取れず嫌な失点が続き、オフェンスでもミスが多くシュートを打てない場面が目立った。8点ビハインドで迎えた後半、一時慶大ペースで逆転するも終盤に失速し、76-84で敗れた。
 
同日行われた明大との第2戦は、前半シュートがよく決まり、またリバウンドへの意識も高く7点リードと好発進。しかし、その後は初戦同様リバウンドが取れず、またオフェンスでのミスも多く第4Q早々に逆転を許す。そのまま50-61と離され、痛い黒星となった。
 
専大との第3戦は相手の強力なディフェンスに、好機を作れず大敗した。慶大は序盤から専大のディフェンスに苦しみ、得点を重ねられない。対する専大はポストプレイやドライブで得点を重ね、差を広げる。流れを変えたい慶大であったが、最後まで変えられず、53-89と大差で敗北した。
 
第4戦は拓大と対戦。第1Qはリードを許すも、第2Qでリバウンドからチャンスをつかみ得点を重ね、10点差をつけて前半を終える。しかし後半、慶大の攻撃は失速。逆に拓大の攻撃が勢いづき、逆転を許す。その後サワ(環4)の活躍で点差を縮めるも、逆転できず55-63で敗れ、今大会4敗目を喫した。
 
最終日に行われた東大との第5戦は第1Q、ゴール下から順調に得点を重ね、28-9と19点のリードで東大を引き離す。しかし、その後はインサイドを固めた東大のディフェンスに対しミスを連発。点差を大きく引き離したいところであったが、82-57と第2Qから第4Qまでで6点しか開かず、後味の悪い勝利となった。
 
今大会で浮き彫りとなった攻撃力の低さ、そして後半の失速傾向。これらをどれだけ克服できるかが、今後の勝利のカギとなるのではないか。
(鈴木里実)