喊声 2016年8月号

夏休みといえば何をするだろうか。海や山に行く人もいれば、自宅でゲームやアニメを楽しむ人もいる。

日本を代表するアニメに「ポケットモンスター」がある。作者によって作られたポケモンの世界に入って、自分も一人のポケモントレーナーになりたいと思う人も多くいるだろう。

この夢を実現するのが、いま世間で話題のゲーム「ポケモンGO」である。スマートフォンと最新のGPS技術を用いて現実世界とバーチャル世界を見事に融合させ、ポケモンファンの夢を現実世界に作り上げた。

だが世間での評価は決して良いものばかりでない。「ポケモンGO」が原因の交通事故や転落事故が相次いで報道され、警視庁も街頭での取り締まりを強化、改めて注意を呼びかけている。

しかし一方で「ポケモンGO」が自閉症児童の症状に良い影響を与える事例も報告されている。ポケモンを捕まえる目的のために彼らが少しずつ自発的に外出するようになり、他人と接するようになっているのだ。

世の中の物事は世間に悪い影響と良い影響を同時に与える。批判ばかりでなく、ゲームによって救われた人がいることを忘れずにいることも重要ではないだろうか。
(島村成)