8月29日と30日の2日間、三田キャンパスで日本教育学会第66回大会が開催された。日本教育学会とは教育並びに教育学を対象とする団体で、年に1度、大会を行い、その中でシンポジウムなどが開催される。

 29日に西校舎ホールで行われた公開シンポジウムⅠ「教育政策と教育学研究との対話―教育学は政策学たりうるのか―」では約320名が参加。安西祐一郎塾長も提案者として出席し、自らの専門分野を基にしながら現状の教育政策について語った。その他にも提案者として前川喜平氏、本田由紀氏、指定討論者として大桃敏行氏、田中毎実氏、総括として佐藤学氏、司会として坪井由実氏、松浦良充氏などの著名な顔ぶれが揃い、多方面からの議論に会場は賑わいを見せた。

 また、各教室では一般研究発表、特別課題研究、ラウンドテーブルなどのプログラムも用意され、全体で最終的には約770名が参加した。なかには学生の姿もあり、最近の急激な教育改革についての興味・関心がうかがえた。