—企業の特徴
日本で唯一の宇宙航空に関する研究開発機関です。「誰もやったことがない」を実現するため、独立行政法人として民間企業ではできない規模の大きな先端的な研究や事業を、プロジェクト単位ごとに分け取り組んでいます。
宇宙開発は国が主体となり進めている事業です。JAXAは実現可能なプロジェクトを国に提言し、国民の税金から予算をもらい、目標に向けて計画を進めます。未知の分野に挑むことで宇宙航空産業の活性化や、日本の技術力向上を図っています。時には民間企業とJAXAで共同のプロジェクトを行うこともあります。
—具体的な業務内容
主な事業内容として地球を見守り、暮らしを支える人工衛星の利用や、宇宙のなりたちと謎の研究、国際宇宙ステーションの中で地上の暮らし役立つさまざまな実験を行っています。加えて地球と宇宙を結ぶ輸送機であるロケットの開発、更なる安全と快適を求めて航空技術の研究など、宇宙と航空に係わることであればなんでも行なっています。
—社風
職員の数が1500人と非常に少なく、その割にとても大きなプロジェクトに携わっています。ひとりの職員に任せされる配分が大きく、ひとりひとりの職員の考えが重要であり、それを共有して仕事に取り組んでいます。
また、人あたりの良くフットワークが軽い職員が多いです。ゴールが共有できているので、相手の立場に立って考え、求められることに柔軟に対処できると感じます。
—求める人材
私たちのプロジェクトはひとりではできません。いろいろな立場の人と共に仕事に取り組める協調性は欠かせません。また、新技術に取り組むことから未知の課題にぶつかる時もあります。妥協せず解決策を模索し続けることができることも重要です。技術職の人だけではなく文系の人にも科学技術に触れる機会が毎日あります。常に新しいことを学び吸収する努力を持つ人が求められます。
—採用について
12月からマイページへのエントリーが始まりました。エンジニア職の研究開発系と研究職の研究専任系、事業推進役の経営管理系に分かれてエントリーをするので併願はできません。
1月下旬から2月初旬にかけて、東京と大阪でJAXAを理解してもらうための会社説明会を理系と文系に分けて行う予定です。2月の初旬からエントリーシートの受付をします。4月から面接を行う予定です。
—就活生へのアドバイス
今が会社の中の話を聞く良い機会なので、まずは初めから限定せずに広い視野を持って就職活動に取り組んで欲しいです。定まってきたら、その企業だけではなく関係のある周辺の企業や団体についても調べて、自分の本当にやりたいことはなんなのかじっくり考えてほしいです。
聞き手=工藤玲奈