●本部企画局の役割は
本部企画局の役割は三田祭に付加価値をもたらすことを目的に企画を立案し、実施することです。三田祭では模擬店を始め多くの団体が出店をしていますが、やはり三田祭実行委員会という立場で、毎年違う「色」を持つ三田祭を実現することが本部企画局の役割です。
●準備はいつ頃から始めるのか
まず、2月から6月の立案期において、どのような企画を行うか検討しています。その間にもじっくり考えて、どういう企画をやるかを考えた後に、上級生間で、企画が三田祭に付加価値もたらすか精査した上で、了承が出た企画を7月以降の運営期において、実行に移していきます。
●準備を通してどのような経験ができるのか
立案期では、来場者にどんな気持ちになってほしいか、どんな三田祭にしたいかということを丁寧に考え、企画を考えることで、毎年の三田祭に付加価値をもたらします。特に毎年違う付加価値を創出することは難しいです。
運営期では、企画を実行するという点で、実務的な部分が大きいです。実務は責任者を中心に数人が担当していますので、労力はかかりますが、立案期に思い描いた、理想の三田祭を実現できる点では大きな達成感があります。
●活動される中で印象深かったことは
立案期は個人でどのような企画をやりたいかというのを考える時期なので、個人の戦いになります。文化祭といえば、自分がやりたいものをやるのではなく、三田祭にどのように付加価値をもたらせるのか深く考えるため、悩むことが多いです。例えば企画をやりたいけど、去年の企画と一緒ではないかといった悩みもあります。
運営期は1年生が1人の責任者に対して数人つき、取り組むことが多いですので、個人にかかる負担は大きいです。その分、責任者のもとチームで動くことになり、企画をトップとして運営することは、すごく難しいことです。そのため企画を実現するにあたって、リーダーシップといった力が上達すると思います。
●今年の見どころは
本部企画局はテーマというものは特にはありませんが、三田祭において付加価値をもたらすことに。我々の中では重きを置いているため、どのような企画を打ち、来場者にとって三田祭がどのように映るかという点が重要なところではあると思います。
●活動される中で印象深かったことは
本部企画局は企画を打つところですが、各企画実現にあたっての障壁はかなり大きいです。例えば、企画が様々な理由で、実施できなくなってしまうこともあり、そのような障壁を乗り越えることが求められます。特に印象深かったというものはありませんが、1年生の頃から日々、困難に立ち向かっている点においては印象に残っています。
●三田祭運営にあたって、大切にされていることは
私たちは、三田祭に「付加価値」をもたらすことを大切にしています。来場者に感動や笑顔を届けたいという思いで毎年新しい企画を立てており、実際にその反応を目にすることがやりがいにつながっています。

●来場する塾生へのメッセージ
日々、さまざまな壁にぶつかりながらも、来場者に楽しんでほしいという思いを込めて、企画の責任者は、準備を行っている段階です。
今年の三田祭らしさを感じてもらうとともに、私たちの企画を通して三田祭を純粋に楽しんでほしいなと思います。
(編集局)