【業界研究特集2014】損害保険ジャパン日本興亜株式会社

後ろ倒しとなった今年度の就職活動。3月からの解禁まで、あと残り3ヶ月だが、それまでに万全な下準備を整えたいところだ。

今回本紙では、「金融」「食品」「不動産」業界を代表する3社に業界の特徴などについて話を聞いた。将来を見据え、自分の適職を知るきっかけとなれば幸いである。

「食品」→江崎グリコ株式会社
「不動産」→野村不動産株式会社

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人材開発室の江藤雄飛さん
人材開発室の江藤雄飛さん

【金融】
損害保険ジャパン日本興亜 心情に寄り添う保険を提供

―事業内容
損害保険業を通じてお客様の安心・安全・健康を支える仕事をしています。損害保険は形のない商品なので、お金のやり取りだけではなくお客様の心情に寄り添うことが重要です。

生命保険会社との違いを聞かれることが多いのですが、違いの一つとして挙げることができるのがお客様です。生命保険の場合は個人のお客様がほとんどですが、損害保険の場合、個人はもちろん法人向けの商品が多数あります。また、「保険の営業」と聞くと、家庭を1件ずつ回って契約を取るイメージを持つかもしれませんが、損害保険会社ではそうした営業はほとんどやっておらず、代理店を通じた間接営業がメインです。

―企業の強みは
当社は今年9月に合併し、「損保ジャパン日本興亜」として再出発し、正味収入保険料で業界1位になりました。業界で1番多くのお客様を抱える企業なので、社会に果たす使命も大きいと考えています。
スピーディーな商品開発も当社の特長です。お客様のニーズをいち早く捉え、保険商品にします。中国の反日デモやタイのクーデターを受けた「政情変化対応費用保険」、電力の小売自由化に対応した「売電収入補償特約」などはその一例です。

―社風
ひと言で表すと、「挑戦」です。当社には意欲がある人が、躊躇せずに新しいことに挑戦することができる風土があります。人材=会社の価値だと考えていて、自律して積極的に仕事に挑む社員の育成に力を入れています。社員それぞれのキャリアプランを実現しやすい環境でもあり、希望部署に公募制で異動できる制度などがあります。社員の女性比率が5割近くと高いので、ワークライフバランスを尊重しています。産休・育休制度があるのは当然ですが、休暇中、休暇後のキャリアを考えるセミナーを行うなど、より実効性の高いものにしています。

―海外事業について
当社は古くから海外への事業展開に取り組んでいて、現在32ヶ国・地域、231都市に拠点を置いています。今年4月には業界で初めてサブサハラ・アフリカ地域に進出を果たすなど、積極的に事業を展開しています。
当社が目指すビジョンの1つに、「世界で伍していく会社」というものがあります。言い換えれば、国内のリーディングカンパニーとして日本を率い、世界のトップ企業と互角に戦っていける会社ということです。会社のビジョンとして世界に挑む姿勢があります。

―社会貢献について
企業として社会貢献は当然の義務だと考えているため、社会貢献活動については長い間力を入れてきました。その対象は「環境」と「人間尊重」に分けることができます。たとえば、小学校で配布される交通安全の黄色いワッペンの配布は当社が50年近く前から行っている活動です。

―塾生へのメッセージ
これから就職活動を考えていく上で、できるだけたくさんの業界・企業を見てほしいと思います。社会勉強のきっかけとして、いろんなことに興味を持ち、気づきを得てほしいです。企業のブランドや知名度に左右されず、「自分が10年後・20年後どうありたいか」を軸に考えていくことが重要です。 (聞き手=斉藤航)


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