【業界研究特集2014】野村不動産株式会社

後ろ倒しとなった今年度の就職活動。3月からの解禁まで、あと残り3ヶ月だが、それまでに万全な下準備を整えたいところだ。

今回本紙では、「金融」「食品」「不動産」業界を代表する3社に業界の特徴などについて話を聞いた。将来を見据え、自分の適職を知るきっかけとなれば幸いである。

「金融」→損害保険ジャパン日本興亜株式会社
「食品」→江崎グリコ株式会社

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人事部の小林太一さんと佐藤夏美さん
人事部の小林太一さんと佐藤夏美さん

【不動産】
野村不動産 お客様目線の営業・開発を促進

―業界の特徴
ディベロッパー業界の特徴を、人材の観点で言うと、他社と協力して事業を行う事が多く、たくさんの協力者と事業を行っていきますので、リーダーシップや高いコミュニケーション能力が求められます。また、不動産開発という特性上、目標達成のためのプロセスをロジカルに組み立て、それをやり抜くことができる人材が求められています。ただ、そうは言っても、細かい点では、各社それぞれに特徴があると思います。

―社風
まず一番に挙げられるのが「風通しの良さ」です。具体的に言うと、若手・ベテラン関係なく誰でも意見が言いやすい環境だと思います。上司が若手社員に「その商品に対して君は(お客様は)どう思う?」といった意見を求めることが多々あります。

そのような環境になっている理由は、お客様が求めているものを商品化していく過程で、お客様と距離の近い営業や若手社員の声を上に届ける必要があるからです。

また、若手社員にもやる気があれば、責任のある仕事がドンドン任されます。新しいものを作るためには、若手社員の成長が必要です。ただ任せるのではなく、上司がしっかり面倒を見ます。この社風により、新しいサービスを作りやすい土壌が生まれています。

―仕事内容
私の経歴は入社当社、オフィスビル営業を5年半経験した後に人事部へ異動し、採用・研修・ダイバーシティ推進のための制度企画を担当。ビル営業時代は、企業の社長や部長を相手に、その企業の経営戦略を実現するためにはどのようなオフィス拠点戦略が有効かという観点で提案を行っていました。また、営業活動のみを行うだけではなく、どこにどのようなオフィスビルを建てるのか、というコンサルティングに似た活動も行っていました。お客様である企業の経営戦略や成長のビジョンを伺った上で、財務諸表などを読み込み、商品を提案します。
大変な事もたくさんありましたが、しっかり指導してくださる先輩がいたので、今思い返すと本当に成長できたと思います。新人の育成には、基本的に、新入社員ひとりに先輩社員ひとりがインストラクターとして約1年間就くOJTを採用しています。

―業務員数
全体では約1600人です。そのうち、男性が3分の2、女性が3分の1を占めています。多様な人材を活かすダイバーシティ経営にも力を入れており、その一例として、女性社員の働きやすさ拡充の為の制度改革も積極的に行っています。また、女性だけに留まらず、男女年齢関係なく、当社で働く社員一人ひとりが今以上に能力を最大限発揮できるような会社にしていくことを目指しています。

―CSR活動について
ものを作るだけでなく、そこに携わる人の満足度を上げるために、「かやぶきの里プロジェクト」というプロジェクトを行っています。住民の方やテナントの方と田植えをし、実際にお米を収穫しています。

―塾生へのメッセージ
何でも良いので、一生懸命になれるものを見つけ、それにチャレンジし、やり切ることが大切だと思います。そういった経験を積み重ねることで、就活で自分を振り返った際に、『自分は何をしたいのか』という価値観が明確になり役立つはずです。

また、大学時代の友人は今でも財産です。友人から仕事の話を聞き、刺激を受け、ビジネスのヒントを得ることも多いので、友人との時間はぜひ大切にしてください。 (聞き手=矢野将行)


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