第80回選抜高校野球大会の出場校が1月25日に発表され、神奈川県からは慶應義塾高校と横浜高校が選ばれた。慶應高校のセンバツ出場は3年ぶり7回目。3月14日に同大会の組み合わせ抽選会が行われ、同22日から阪神甲子園球場で球児たちの熱い戦いが始まる。

 前回出場した大会(05年)では慶應高校は準々決勝まで駒を進めたが、神戸国際大付属高校に15—1で大敗している。

 今年の慶應高校の売りは「二枚看板」と呼ばれる左右のエースだ。右腕の只野直彦投手(2年)のシンカーを武器とした投球は安定感抜群。左腕の田村圭(2年)は伝説のプロレスラー力道山の孫であるが、投球は肩書きに負けない。186㌢の長身から投げ下ろされるノビのある直球と、キレのあるスライダーで豪快な投球を見せる。

 打線も4割打者、山崎錬主将(2年)を中心にまとまっており、今大会ではベスト8を超えるだけでなく、優勝が期待される。