9月5日、慶應義塾大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)とフランスのESSEC Business School(エセック)がダブルディグリー制度の協定を結び、パリで調印式が行われた。

 今回の協定締結により、双方のカリキュラムが融合。通常のMBA学位取得にかかる2年間だけで、慶應とエセック両方のMBA学位を取得することが可能となる。

 対象となるのは、両校のMBA課程1年生の成績優秀者。慶應ビジネススクールとエセックそれぞれが最大3名を選抜。選抜された学生が2年次に相手校のMBA過程で1年間学び、両校の修了の要件を修めた場合に2年間で両校から正規のMBA学位を授与される。

 今回の協定締結で、正規科目のMBAカリキュラムに加え、語学力や異文化対応力など多くの素養が求められるため、国際感覚と広い視野と専門知識をもつMBA取得者の養成が目指される。