歴史あるジャズの音色が響きわたる
歴史あるジャズの音色が響きわたる
 曲が始まった途端に、大教室いっぱいにジャズの力強いメロディーが広がった。「普段よりもキャッチーな曲を選んだので、聴いてくれるお客さまにも一緒に楽しんでもらいたい」と、バンドマスターの福田葉介(商3)さんは語る。
 戦後まもなく始まり、今では創設60年を超えたビッグバンドのライトミュージックソサイェティー。学生ビックバンドの中で最も長い歴史と伝統を持っている。三田祭では、ライトミュージックソサイェティー大教室コンサートと称して演奏が行われている。
 三田祭初日の演奏では、歴史の長さを物語るように、人を圧倒するような迫力ある演奏を聴くことができた。今回の演奏の見どころは、2人のテナーサックス奏者だ、と福田さんは強調する。学生ビッグバンドが誇る奏者である、2人のテナーの音色も混ざり、奏者それぞれの個性も感じられるような身体に響く演奏となっていた。
 初日2回目の演奏は、ハイライト。珍しく2つのビッグバンドで行われ、ここでしか聴けないような内容となった。
 2012年3月4日には、神保町の教育会館でリサイタルが行われる。ぜひHPをチェックして、今後の活躍にも注目したい。
 三田祭期間内では、23日の16時からも演奏を聴くことができる。この機会でジャズの音色に酔いしれてはいかがだろうか。          
(井上絵梨)



『ライトミュージックソサイェティー大教室コンサート@西校舎531教室』