ソッカー部須田監督に聞く 監督が目指すサッカーとは

選手を信頼する須田監督
選手を信頼する須田監督
 今シーズンから慶大ソッカー部の監督に就任した須田芳正監督。慶大のОBであり元Jリーガー、フットサル元日本代表という経歴を持つ須田監督に今シーズンの戦い方、選手達に対する思いを伺った。
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 昨シーズンは9勝3分10敗の7位という成績でシーズンを終えた慶大ソッカー部。今シーズンはインカレ出場権を得られる4位以内を目指したいところ。そんな中、今シーズンから監督に就任した須田芳正監督は5年ぶり2度目の慶大ソッカー部監督就任となる。前回は2部リーグでの戦いであったが、気持ちの変化は監督自身、あまりないという。前監督の李監督の後を引き継ぐことについては「細かい戦術やフォーメーションは変わるけど、伝統のあるクラブだから監督が代わってもベースの部分、特に戦う気持ちは変わらない」と基本は変えない姿勢を見せる。
 目指すサッカーは「アグレッシブなサッカー」という須田監督。「最終ラインから攻撃を組み立てて、数的優位を作りながら前線にボールを運び、攻め込んでいきたい。ボールを取られたら、すぐに奪い返しに行く。戦術理解を徹底して、リーグ戦では重要となってくるディフェンスを強化していきたい」と語る。
 今シーズンは、河井(政4)を始めとする、1年生から主力として活躍してきた多くの選手が最高学年を迎え、戦力的には充実している。「みんなに期待している」という監督だが、「学生スポーツの良いところは4年生が中心となってチームが一体となるところにあるから、そのための雰囲気作りが大事になると思う」と4年生に対する期待も口にした。
 昨シーズンは上位陣に対して、なかなか勝てなかった慶大だが、上位に勝つためには技術、戦術、体力、メンタルの4つが全て備わっていないといけないと監督は言う。それに加え、チーム一丸となって戦っていくことの大切さも強調した。
 監督としての理想のスタイルについて伺うと、「まず選手を信じること。自立ということを今年はテーマにしていて、自分たちで考え、自分たちで行動することが大事。監督としてチームの方針は示すけど、あくまで選手自身が考えていかないと強くならないと思う。結局プレーするのは選手。任せるところは任せて、選手たちだけで試合をコントロールできるようになれば最高かな」と、選手を全面的に信頼する姿が見て取れた。
 「今年はとにかくベストを尽くすこと。やるからには、もちろん優勝を目指すけど、それ以上に選手がグラウンドで生き生きと全力でプレーすることが大切だと思う」と最後に今年の抱負を語ってくれた。
 取材中、練習をする選手を温かく見守る視線が印象的だった須田監督。そんな須田監督率いる慶大ソッカー部の今シーズンの戦いから目が離せない。
(野々山智文)