業界講演会始まる

同業界から複数企業が参加



「慶應義塾大学2010年度業界講演会」が今月1日から、三田キャンパスで始まった。主催は全塾ゼミナール委員会。来月29日まで実施する。
 業界講演会は、将来についてより深く考えるための情報と機会を塾生に提供する目的で、全塾ゼミナール委員会が企画しているイベントだ。1997年度から始まって、今年で14回目を迎える。同委員会は毎年、研究会(ゼミ)に所属する塾生を対象にアンケートを実施。その結果をもとに選出したさまざまな企業に講演を依頼し、塾生に将来について考える場を提供している。
 今年の業界講演会のテーマは「塾生の視野を広げる」。このテーマに沿い、今年は新たな試みとして同じ業界から複数の企業に参加してもらうことになっている。塾生がより多角的な視点で学べるようにとの配慮からだ。
実施期間は今月1日から来月29日まで。
 第1日目に講演したのは、マッキンゼー・アンド・カンパニー新卒採用リーダーの金田修氏、アソシエイトの藤田舞氏(06年卒)、ビジネスアナリストの村上友太氏(07年卒)の3氏。
 講演会ではまず、金田氏がマッキンゼーの仕事内容、理念、現状、社員の主な留学先、展望、求める人材などについて説明した。
 講演の中で金田氏は、「日本企業というだけで世界から羨望のまなざしを受けた時代は終わった。だが知恵を編み出せば、われわれが世界のトップと戦い続ける方法はいくらでもあるはず。リーダーシップや自力解決能力を備えた人物が求められている」と語った。
 質疑応答では、3氏が自らの具体的な経験に照らし合わせながら答える場面が見られた。「マッキンゼーの魅力は何か」という質問に対して、藤田氏は「最高のメンバーで働いているという自負が持てる点」と答え、村上氏も「かなりの時間をともに過ごしている仕事仲間がやりがいのひとつだ」と答えた。