8月21日、四日市テニスセンターで2023年度全日本学生テニス選手権大会(以下、インカレ)男子シングルス決勝が行われ、慶大・藤原智也選手(環4)が優勝を果たした。決勝では、同じく慶大の林航平選手(理4)を6―3、6―1で破った。藤原選手の優勝は2年ぶり2度目。

藤原選手は、慶大男子庭球部で主将を務めている。決勝の相手、林航平選手は同じく慶大男子庭球部で副将を担う。日頃切磋琢磨している同期対決となった。第1セット目は6―3で藤原選手が奪い、続く第2セットも6―1と相手を圧倒。同校対決をストレートで快勝した。一方林選手は、自身初となる決勝進出を果たすも藤原選手を前に一歩及ばなかった。

2度目の優勝を飾った藤原智也選手【写真=提供】

藤原選手は、2021年度大会においても、決勝で丹下将太選手(早大)を破り、優勝を修めている。また、昨年行われた日本学生室内テニス選手権大会も制したため、学生男子シングルス日本一の称号を手にするのは3度目となる。

春の男子早慶対抗庭球試合に26年ぶりに勝利し、また、関東大学テニスリーグにおいても46年ぶりに関東優勝の偉業を遂げた慶大。この勢いのまま、全日本大学対抗テニス王座決定試合の制覇が望まれる。

 

(小山実穂)