慶大は『学問のすゝめ』初編の刊行から150年の節目を記念して、「ガクモンノススメ」プロジェクトを開催されていた。11月14日には特設サイトを開設。18日には塾員の櫻井翔さんと伊藤公平塾長の対談動画が公開された。

プロジェクトのコンセプトは「勉強ってなんのためにするの?」。150年前に国難を乗り切る切り札として学問の重要性を広めた『学問のすゝめ』には戦争や感染症など課題が山積する現代へのヒントが隠されている。時代を超えた道標として、今も多くの人々から親しまれている。

櫻井翔と塾長が対談

櫻井さんと塾長の対談では、「現代を生きる私たちと『学問のすゝめ』」と題し、櫻井さんの人生と学問のすゝめの教えを重ね合わせて語り合った。
櫻井さんは、福澤の教えを塾長と読み解く中で、40年間の人生を振り、自らのキャリアを再考した。また、現代を生き抜く若い世代への福澤のメッセージについても語り合った。

慶大では、『学問のすゝめ』150周年を記念して、他にもさまざまな取り組みがある。慶應義塾史展示館では秋季企画展として「福澤諭吉と『非暴力』―学問のすゝめ150年」が12月17日まで開催されている。慶應義塾公式ツイッターは『学問のすゝめ』のキーワードを紹介している。

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