青臭くても自分の意見を

-活動・特徴
日経新聞は新聞・デジタル・出版・放送の4事業を軸に、経済を中心とした情報を幅広く国内外に発信する企業です。他紙との違いは、やはり経済に関する報道や分析に幅広い層の方から信頼を頂いていることでしょう。新入社員を東京や大阪などの大都市に配属し、若い頃から大きなチャンスを与えて成長させることも、日経新聞の大きな特徴といえます。

-業界の雰囲気
マスコミというと、何か華やかなイメージを抱かれることが多いのですが、そんなことはありません。スクープを抜くなど、脚光を浴びる前にはその何十倍もの努力が必要です。地味な取材の積み重ねといった「ひたむきさ」や「粘り強さ」が求められる業界でしょう。
-求める人材
面接とエントリーシートを重視します。面接はエントリーシートに沿って行われるので、是非エントリーシートには力を入れて下さい。また、経済の有無などが、採用に直接響くということはありません。経済紙だからといって、記者であれば、経済金融部や産業部を志望する方ばかりでなく、政治部や社会部など、就活生の皆さんの志望は様々です。日経新聞としても、色々なバックボーンを持った方を採用したいと思っています。加えて、たとえ青臭くても、世の中に対して自分の意見を持っていることが大事です。日経新聞には多様な人材がおり、それが報道機関を支えるものでもあります。自分の意見は是非大切にしてください。
-就活生へ
不況でみなさんの就職活動は非常に厳しいものになると予想されます。将来が不透明で不安になり、つい頭で考えすぎてしまうのではないでしょうか。そんな時は、考えることももちろん大切ですが、「行動」することを忘れないでください。OB訪問や説明会に沢山行ってそこで考えた方が、皆さんにとってプラスになることでしょう。最後に、就職活動にあてるおよそ半年間で、みなさんは驚くほど成長します。そこでの努力は生涯役に立つと思います。がんばってください。

聞き手=名倉亥佐央

就職活動特集・下では引き続き、東京急行電鉄、東洋経済新報社、日本経済新聞社、日本放送協会、福音館書店を取り上げる。IT系の企業に興味がある人は5面のIT特集。現在の就職活動に興味がある人は朝日新聞社の折り込みに詳細な情報が載っているのでそちらを参考にしてほしい。                        (就職活動特集班)