6月21日から三田キャンパスに設置されていた大規模な新型コロナワクチンの職域接種会場が、今月3日をもって終了した。同日までに、慶大の学生・教職員などに加え、他大学などの学生・教職員を対象に合計で約49000人への2回のワクチン接種が完了した。1回目接種者の2回目接種率は98.7%となった。

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塾生(通学課程)の第1回目接種率は76・4%を記録した今回の職域接種。慶應義塾新型コロナウイルス感染症対策本部(以下「慶大」)は本紙の取材に対し、「7割程度の学生が接種すれば良い方だという認識だったため、予想を上回った形となった。接種にあたり、メッセージ動画やWEBサイト、メールなどをしっかり見て理解いただいたと考えている」と振り返る。

今回のワクチン接種は任意で、希望者のみの申し込み制で実施された。慶大は「接種の有無によって学内施設の使用や教育研究活動が制限されることはありません」と強調する。
1日に1500人以上が訪れる接種会場では、三密回避の対策が必須となる。三密回避について、慶大は「『問診』や『接種』などの区分ごとに所要時間を予想して人員配置するなどの対応をした」という。

特段の混乱がなく進んだ職域接種だが、円滑な接種を実現すべく、接種会場ではさまざまな工夫がなされた。会場へのエレベータ待ちの列が屋外になることもあるため、日差しと雨をよけるテントを設置したほか、会場内の案内も日々改良されるなど、各所でスムーズな接種に向けた対策が講じられたという。

慶大は6月21日、職域接種をはじめる政府の発表に基づき、第1回目接種を開始した。今回の職域接種は、慶大の学生、教職員とその同居者、慶應義塾のキャンパスで働く人や関係者に加えて、留学予定者や他大の学生も対象としていた。