慶大は7日、職域での新型コロナウイルスワクチン接種を開始する政府発表方針に沿い、学生・教職員など約5万人を対象としたワクチンの接種に全面的に協力することを発表した。

接種は、慶大三田キャンパスにて6月21日より始まる予定。ワクチンは政府より配布されるモデルナ社製ワクチンが使用される。具体的な日程や予約方法等の詳細については、決まり次第改めて告知するとしている。

これまでの高齢者などが対象となっている自治体の接種に加え、政府は、今月21日から職場や大学など職域単位での接種を開始する方針をとる。学生や教職員を対象とする大学での「職域接種」は、これまでに広島大学や大阪大学、近畿大学などが実施の方針を明らかにしている。

今回の発表について慶大は、「慶應義塾大学病院だけでなく、その関連病院、医療系3学部の同窓会組織のご協力をいただき、新型コロナウイルス感染症の収束に向け、授業や学生の活動が制限なく実施できるようになることを目指します」としている。