企画

生協・三田店 お客様目線の戦略とは

三田店2階購買部のサービスカウンター

塾生の生活にとって、慶應義塾生活協同組合(生協)は身近な存在だろう。多くの塾生にとってなじみがある生協だが、見えないところでサービス改善に向けた取り組みが行われている。今回は2016年の夏に改装を行った三田店購買部に話を聞いた。

三田店2階購買部で店長を務める田代幸生さんは、「以前は外にまで待機列ができていた」と話す。今回の改装で食べ物や飲料の棚を店舗の奥に配置し、客の滞留を解消した。また、飲料コーナーの後ろにバックヤードを作り、いつでも冷たい飲み物を補充できるようになった。さらに、様々な手続きや申し込みを2階のサービスカウンターで申し込めるように機能を集約した。3階の書籍部では、本棚の高さを上げることで本の陳列量を増やし、その分通路を広くした。

普段の商品陳列やキャンペーンなども様々な狙いがある。生協を利用するのは塾生だけでなく、教授や一般の人も来店する。田代さんは商品陳列に多様性を持たせていると話す。飲料や食べ物などは多くの種類を取り揃え、一般向けに慶應グッズも置いている。書籍部では教授向けに専門書、就活生向けにマニュアル本などを取り揃えている。

塾生向けの期間限定イベントも力を入れて取り組んでいるという。卒業式袴の展示会や、国家公務員内定者による座談会などを見かけたことがある人もいるのではないだろうか。生協による袴の展示会は、以前は学外で行っていたが、ここ最近は三田キャンパスの食堂を使っている。来場者が3倍弱に増加したと田代さんは語る。

最近ではキャッシュレス化にも取り組んでいる。以前はEdyを取り扱っていたが、現在はSuicaやPASMOへ対応を移行した。今では全体の4割ほどは電子マネー決済だという。決済の簡易化は混雑解消にもつながったと田代さんは話す。

今年には日吉で改装が行われ、次にSFCでの改装も予定されている。我々の学生生活を支える存在に注目してみてはどうだろうか。

(藤田龍太朗)

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