5月23日、日吉キャンパス近くの日吉台小学校で、昨年発足した塾生の国際問題啓発団体S.A.L.が主催する「日本・カンボジア写真プロジェクト」の報告会が行われた。本プロジェクトは、日本とカンボジアの子どもたちにそれぞれインスタントカメラを渡し、「大切なもの」など共通のテーマで写真を撮影してもらい、両者の違いを見るというもの。カンボジアへは、今年3月に塾生が自ら渡航し、現地のNGOなどの協力を受け活動を行っていた。
S.A.L.のメンバーで、本プロジェクトの発案者のひとりでもある奥田綾香さん(総2)は「日本とカンボジアの子どもたちの架け橋となりたい」と話す。
報告会では同団体のメンバーが、企画に参加した日本の小学生を対象に、カンボジアで撮影された写真の紹介や、現地の子どもたちへのビデオレターの製作などを行った。日本の児童が撮影した写真やビデオレターは、今後カンボジアにメンバーが直接届けに行き、現地で写真展も開催する予定。
参加した児童の一人は「日本にはないものが見られて面白かった」と、異国の地で撮影された写真の感想を語った。