1月1日、神奈川県警藤沢北署は乾燥大麻2・3グラムを所持していたとして、前田泰平君(総4)を大麻取締法違反で逮捕していたことを明らかにした。塾生が大麻取締法違反で逮捕されるのは昨年10月に起こったばかり。

 同署によると前田君は12月31日、自宅マンションの共有宅配ボックスにビニール袋に入った乾燥大麻を隠していた疑い。マンションの管理人が大麻を発見し、交番に届け出たことから事件が発覚するに至った。調べに対し、前田君本人も「自分で使用するために所持していた」と容疑を認めているという。

 報道によると前田君は平成18年12月にも同違反の疑いで鳥取県警に逮捕され、起訴猶予処分になっている。

 義塾広報室は6日、「事実関係を現在調査中であり、事実であれば大変遺憾である。厳正に対処していきたい」とコメントしている。

 義塾は、昨年10月に発覚した塾生による大麻所持容疑に関連して、薬物問題等対策委員会を発足していた。また、12月18
日には三田キャンパスで薬物乱用の防止を喚起する講習会を、違法薬物等の取り締まりを行っている、東京都福祉保健局健
康安全部の井上里美氏を招いて開催。来年度から、入学時や履修ガイダンス時に薬物問題に対する指導を行う予定だと発表す
るなど、再発防止に向け塾生に注意を促している最中だった。