12月19日、東京都千代田区の有楽町国際フォーラムでKEIO TECHNO―MALL2008が行われた。同イベントは慶應義塾先端科学技術研究センターが主催し、慶應義塾大学理工学部、並びに同大学院理工学研究科の研究成果を一般公開するのが目的。

「夢、先導」をキャッチコピーにした今回は、70近いブースが出展され、3つのテーマごとに複数の教員によるラウンドテーブルセッションが催された。イベントの終盤では、安西祐一郎塾長が理工学部の過去、現在、未来について基調講演を行い、「グローバル化の時代における世界レベルの頭脳争奪戦に打ち勝つためには、キャンパスのレベルを上げて優秀な学生・研究者に来てもらえるような世界水準の学校にしなければならない」と述べた。さらに「建設予定の矢上テクノロジーセンターと新しい研究棟はその先駆けになるであろう」と期待を寄せた。

 また、理工学部を含め、慶應義塾全体のこれからの方向として「オープン&グローバルを方針に、未来への先導者となれる
ように頑張っていきたいと思う」と目標を語った。国際化を標榜する塾長の言葉を裏付けるかのように、会場では数多くの外国人参加者が熱心にブースを回っている様子が見られた。

 2000年から始まったTECHNO―MALLは今回で9回目の開催。