寒いよ、慶應 限られた資源を有効に 節電協力を求める声

三田祭が終わり、気がつけば、もう12月。早くもまた学生の1年が終わっていく。焦る気持ちと寂しい景色に、寒さが余計に身にしみる。

慶大の各キャンパスでは、先月15日から暖房の稼働が始まった。寒さ対策は大切だが、暖房のつけ過ぎにも気をつけたい。

東日本大震災が起きた2011年から、慶大は節電対策を実施し、塾内でも協力を呼びかけている。これは、地球温暖化問題への対応と電気料金値上がりへの対策という観点からだ。

過去3年間の取り組みにおいて、毎年節電の数値目標を発表している。2011年から昨年度までは、政府の方針に則り、2010年度比15%減を目標に掲げ達成してきた。そして今年度は、原則として前年度の使用量を超過しないことを目指している。

今年度上半期の節電状況については、一部のキャンパスを除きほぼ全キャンパスで目標を達成した。

具体的な節電方法として、空調の適切な運用、照明の消灯や減灯、クールビズ・ウォームビズの奨励などを提案している。こうした節電方針は、慶應のウェブサイトにも詳しく掲載されている。同サイトでは、各キャンパスの電力使用状況をグラフ化したものをリアルタイムで確認することもできる。電力使用者の意識維持のために継続されている取り組みのひとつだ。

「大学側ができる節電は今が精一杯。あとは個々の協力をお願いするしかない」とは、冷暖房環境を管理する慶應義塾管財部からの声だ。例えば、授業後の教室の暖房および照明のスイッチをつけっぱなしにしないよう気を付けてほしいという。また、授業時間以外に大きな教室を少人数で使用することも、大量の電力を無駄遣いすることになるので避けたい。

春の訪れまではまだ遠く、寒さは日増しに厳しくなっていく。暖房はできる限り我慢したくない。ならば締められるところはしっかり締め、限られた資源を賢く使っていきたい。  (上山理紗子)