―業務内容
 各種損害保険の引受、損害調査、保険金の支払い、新保険の開発などを行っています。部署は、営業、損害サービス、商品企画、金融サービス、コーポレートです。
 新卒採用では、総合職と業務職という2つの職種で採用を行っています。入社後は、主に約50%が営業、35%が損害サービス、15%が商品企画などに配属されます。仕事の目標は、お客さまの挑戦に伴うリスクを全力で取り除くことです。

―社風
 当社は三井と住友が合併してできた会社ですが、対等合併という特殊な合併でしたので、互いの融和や一体感を第一に考えてきました。
 競争の激しい損保業界でお客さまに最も満足して頂けるサービスを提供するためには、両者の長所を学び合い、寛容な社風である必要があったのです。その点当社は非常に公平な会社であり、働きやすい環境であると思います。
 社員の雰囲気としては、謙虚で真面目な面を持ち、相手の立場を理解できる人の良さを感じますね。

―求める人材
 「人」は会社の財産であり、競争の原動力です。お客さまが当社の保険を選んで下さる理由は、保険料や補償内容だけでなく、担当した社員を信頼して下さったからです。
 ですから、必要なのは人の心を動かし、一人一人のお客さまと向き合える力。保険と聞くと、保守的なイメージを持たれがちですが、企業の挑戦をアグレッシブにサポートしていける人材を求めています。

―採用について
 今年の夏のインターンシップではボードゲームを利用して、保険でリスクをマネジメントしながら、いかに利益を大きくしていけ
るかという疑似体験をしてもらいました。短い期間で損害保険業務のエッセンスを理解してもらえるように工夫しています。
 今年の採用テーマは、「向き合うから、強くなる」です。お客さまと真正面に向き合うことで、生じうるリスクを深く理解します。そ
の事を通じて得るものが、信用という強さです。 お客さまとの向き合いの最終目標は、「思いを量る」ということ。パートナーと
して自分が求められていることを理解できる能力が重要ですね。
 就職とは、自己実現の一部。三井住友海上の目指す価値観に、自分の価値観を重ね合わせていけるかどうかが大切だと思います。―就活生へのアドバイス 企業にとって、慶應義塾大学は数ある大学の中でも印象のいい大学の一つでしょう。でも現状に満足して伸びきってしまったら、成長はそこ止まりです。自分の可能性を広げようと、将来を考えている人の言葉は個性的で深いものだと思ます。スタートで得をしていることに甘んじずに、自分と真剣に向き合い、努力をしてほしいですね。

聞き手=佐々木真世