11月21日と22日、東京都港区の六本木ヒルズでSFC Open Research Forum(ORF)が開催された。ORFとは、SFC研究所で実施している研究プロジェクトの現状と将来計画を産業界・官公庁・自治体・学会等に広く紹介することにより、外部の評価を得て今後の研究計画に反映させていくイベント。
 今年で13回目を迎えるORFのテーマは「Clash of Extremes」。「極端なるもの」がぶつかり合うことが、SFCを創造的な「対話」へといざなうはずだというコンセプトのもと、さまざまな研究発表などが行われた。
 2日間にわたって5回のメインセッションが行われ、2日目には、村井純教授らによる「次世代に使われるインターネットの設計」と題した発表や、楽天株式会社 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏をゲストに迎えた、元NTTドコモ執行役員現政策・メディア研究科 特別招聘教授夏野剛教授らによるセッション・「イノベーションは止められない」などが行われた。
 「SFCの創造的破壊―未来創造塾はどこまでやれるのか?」では、総合政策学部長阿川尚之教授らによって、学生寮を作り、レジデンシャルエデュケーションによって全人的教育を行う「ハウス構想」が発表され、会場の学生・卒業生からも意見が飛び交うなど終始にぎわった。