【喊声】12月号

 冬至が近づき、夜の時間が長くなることを実感する間もなく、電灯は強い光を人々の生活空間に放っている。肌寒い季節への適応に伴い、温度調整器具は冷房から暖房へと移行し、人々が快適に活動できる温度を提供する
▼電気やガスを使うことのない古代文明に比べ、現代の文明は非常に利便性に富み、人々はこの文明が生んだ奇跡を存分に味わっているように思える
▼京都議定書の約束期間が始まり早くも1年が経過するなか、環境と開発を共存させる持続可能な社会へとシフトする必要性が叫ばれている。そこで、大量消費型の社会を見直す必要があり、電化製品を省エネ化したりレジ袋を有料化したりと企業・民間レベルで様々な取り組みが行なわれている。個人レベルでの取り組みこそがシフトへの鍵を握るものであるが、果たして何から取り組むべきであろうか
▼まず、私は電気・ガス・水道の使用量を毎日検針する習慣を付け始めた。自らの消費の実態を知ることにより、電気の無駄遣い、過剰な温度設定、水の大量使用などを避けて生活するようになった
▼小さなことではあるが、このような個人的な意識改革が根本的なシフトをもたらすのではないだろうか。

(香取了)