関東大学サッカーリーグ 開幕戦から好調続く

守備力強化で昨季からの巻き返しなるか

守備に大きな改善見られる

第88回関東大学サッカーリーグが開幕。昨季10位からの巻き返しを図る慶大は初戦の明大戦で勝利。その後の4試合を無敗で乗り切り、6戦3勝1敗2分の4位でスタートダッシュに成功した。失点も6試合で5失点と最多失点を喫した昨季と比べ、守備に大きな改善が見られた。 (木下俊亮、井口聡一郎)

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明大戦 先月6日 ○2―0 開幕白星 好守光る

開始から攻めた慶大。前半5分にDF望月大(環2)のアシストからFW宮地(総2)が得点し、先制に成功する。その後は明大に幾度も決定的なチャンスを与えるが、ディフェンス陣の粘り強い守備とGK峯(政4)のファインセーブでリードを守る。

カウンターからチャンスを狙っていた慶大は後半34分、ドリブルで相手をかわしたFW平戸(法4)のスルーパスからFW加瀬澤(総2)がダメ押しのゴールを挙げ2―0で試合終了。開幕戦を勝利で飾った。

国士大戦 先月12日 △0―0 一人退場も 粘り見せドロー

慶大は前半からFW宮地(総2)の高さを生かしたポストプレーと、素早いカウンターを中心に攻めるも、シュートまで結び付かない。前半終了間際にはMF端山(総3)が一発退場になり、悪い流れで前半を折り返す。

「10人になり、カウンターで数少ないチャンスを狙う戦術がチーム全体で明確になっていた(須田監督)」というように、開始直後は慶大が幾度も好機を生み出す。

しかし数的不利から国士大に主導権を握られていく。それでもGK峯(政4)のPKストップなど守備陣が要所で踏ん張り、引き分けに持ち込む。一人少なくても安定感のある守備を貫き、無失点で試合を乗り切った。

中大戦 先月16日 ○2―1 初失点するもリード守る

前半10分、FW加瀬澤(総2)のフリーキック FKからDF望月大(環2)が折り返したボールをFW宮地(総2)が頭で合わせ、早い時間帯に慶大が先制する。先制後も「やって当たり前のレベルで意識共有ができている」と加瀬澤が話す徹底した素早いプレスで、中大に決定機を作らせなかった。

後半は奪った後のボールを保持することができなかった慶大。その劣勢の中で、後半33分に加瀬澤のシュートがバーに跳ね返ったところを途中出場のFW平戸(法4)が押し込み、差を2点に広げる。終盤にチームとして今季初となる失点を喫するも、残りの1点差を最後まで守り切り、今季2勝目を挙げた。

専大戦 先月20日 △2―2 王者から貴重な勝ち点奪う

前半は両者とも拮抗した試合展開。慶大は自陣に引いて守りを固め、専大の攻撃を寄せ付けない。後半にセットプレーから失点を許してしまうが直後にMF増田(環4)のゴールですぐに同点とする。後半13分に再び勝ち越し点を許すものの、終了間際、途中出場のFW山本(政2)の鋭いシュートで再度同点とし試合終了。驚異的な粘りを見せ、首位の専大から貴重な勝ち点1を掴んだ。「こちらの理想通りの試合ができた」と須田監督はリーグ3連覇中の王者相手に善戦したチームを誇った。

筑波大戦 先月27日 ○1―0 好機生かして完封勝利

序盤からボールを支配する筑波大に対し、慶大は守りを固めてカウンターからチャンスを狙う。互角の展開で迎えた前半19分。セットプレーからFW宮地(総2)がヘディングで先制点を叩き込む。そのまま慶大の1点リードで前半は終了。

後半、慶大は運動量が落ち筑波大に主導権を握られてしまう。しかし、GK峯(政4)のファインセーブをはじめ、守備陣がこの日も踏ん張り、筑波大の攻撃陣を完封。数少ないチャンスをものにした慶大が1―0で勝利を収めた。

東国大戦 今月3日 ●0―2 今季初黒星 流れに乗れず

「うちの完敗。今日は相手が一枚上手だった」(須田監督)というように慶大は東国大の勝負強さに屈した。

前半32分に先制された慶大。その後攻勢に転じたが、東国大の粘り強いディフェンスの前に得点を奪えない。すると東国大がカウンターからチャンスを作り始める。後手に回った慶大はPKからも失点し、2―0で試合終了。今季初黒星を喫した。

持ち味の堅守速攻のスタイルをこの日はうまく発揮できなかった。「自分たちのやりたいサッカーを相手にやられてしまった」と主将のMF増田(環4)は試合を振り返った。