校舎内のゴミ箱の上に、「回収ボックス」と書かれた箱が設置されているのを目にしたことはないだろうか。7日より新学期の授業が開始したが、校舎を移動していく中で2・3年生だけでなく、新入生も目にする機会があるだろう。これらは塾内で使用されている弁当容器 「ミンミ・リ・リパック」の回収のためのボックスだ。集められた容器は慶應義塾の環境サークルE.C.Oの部員によって随時回収されている。

赤いフィルムを剥がすことでリサイクルできるミンミ

ミンミ・リ・リパックは、2002年に試験的に導入されて以来、今年度まで塾内で使用されているリサイクル弁当容器だ。表面に張られている赤いフィルムをはがすことでリサイクルすることができる。回収後は、ミンミを提供している株式会社ヨコタ東北に送ることでリサイクルされ、繰り返し塾内で使用されている。

またミンミに加え、ペットボトルのキャップ回収や古紙回収もE.C.Oによって行われている。古紙回収はオリエンテーション期間や試験期間中に毎年行われており、大きな段ボールや袋がキャンパス内に設置されている。またペットボトルキャップの回収は、ミンミの回収ボックスと同じく、専用の回収容器が校舎内のゴミ箱周辺に設置されている。

これらの回収をはじめに、ゴミを一つの資源として回収することはキャンパス内の環境の改善、そして塾生の環境意識を高めることに繋がっていく。実際にミンミの昨年の回収率は年間22・9%であり、例年に比べ回収率が上昇した。これは塾生の環境改善における意識の変化が表れた結果だろう。これからも塾内の環境をより良くしていくために、ミンミやペットボトルなどの回収を心掛けていこう。

 

(藤浦理緒)

 

【慶應義塾大学環境サークルE.C.O】

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新歓情報:詳細はHPへ
4/12(土)古紙回収 @日吉
4/13(日)工場見学
4/18(金)定例会@日吉  など