9月28日、東京六大学学園祭連盟(FP6)を中心とする約250人の学生が渋谷駅周辺の清掃ボランティアを行った。参加した学園祭スタッフは午前11時頃より、学園祭のはっぴなどを着て、宮益坂、ハチ公像前、宮下公園、道玄坂、文化村通り、センター街、タワーレコード前を掃除し、ゴミを分別した。

 FP6は大学野球で有名な東京六大学による、学園祭合同プロジェクトチーム。慶大、東大、法大、明大、立大、早大の学園祭スタッフからなり、2006年度に発足した。慶大からは三田祭実行委員会が参加している。

 今回の企画は、学生が主体となり、若者の街である渋谷駅周辺のゴミを拾うことで、同年代の人たちの環境意識を高めようとするもの。六大学の学園祭で行われている環境対策をアピールする狙いもあった。

 企画の運営にあたり、渋谷区役所の全面的な協力を得た。通常は多くの人数を入れてはならない宮下公園の利用を許可され、ゴミを拾うための火バサミを貸し出された。

 FP6副委員長を務める三田祭実行委員会の篠木泰成さん(商2)は「慶大だけなら30人程度だが、六大学合同でやれば250人も集まるという利点がある。参加者のエコに対する意識が向上したのは一番の収穫だった」とコメントした。

 ボランティアには、FP6だけでなく、法大の環境サークルも参加した。