紹介された文房具
スマホ対応商品の普及増加

勉強の必需品となる文房具。4月を迎えいよいよ新学期が始まるということで、文房具を一新させようと考えている学生も多いのではないか。
お店の文房具売り場に行ってみると分かるが、昨今実にバリエーションに富んだ商品が各社から展開されている。では、大学生にとって使いやすく、成績アップにつながる文房具にはいったいどんなものがあるのだろうか。「大学生におすすめの文房具」を聞くために、売り場で多くの文房具を取り扱っている、「株式会社ロフト」の本部を訪ね、お話を聞いてみた。
まずは最近の各文房具メーカーの新商品の開発傾向について尋ねた。担当者のお話では、「最近ではスマホやタブレットなどの機器に対応した商品が多く開発されている」とのことだった。昨今のスマホ・タブレットの普及に伴って、対応商品の多様化が進んでいるらしい。
では、「大学生におススメの文房具」には、どんなものがあるのだろうか。
まず挙げてもらったのが、「ルーズリーフの薄型バインダー」だ。数年前に発売されたもので、ここ最近売れ行きが良いという。従来のバインダーの欠点であった、「かさばる」「場所をとる」といった問題を解決し、カバンで持ち運びやすく、表紙を折り返せるので、机の上で場所をとらない。ルーズリーフを使う分だけ「分冊」して持ち歩くという発想だ。
次に、「書いた字が消せるボールペン」。これは数年前からすでに流行していたが、筆記性・機能面が向上し、さらに使いやすくなっているという。ボールペンの書き心地で、後から字が消せるため、従来のシャーペンに代わる存在として注目を集める。
最後に、次世代型ノートをいくつか紹介してもらった。罫線の引き方に工夫がされたもの、ページのレイアウトに工夫がされたものなどいろいろあったが、中でも注目すべきは、やはり「スマホ対応ノート」であろう。このノートは、スマホの対応アプリを用いてノートのページを撮影すると、そのページがデータとしてスマホ内に取り込まれるという優れものだ。
どの文房具も、勉強を頑張りたい慶大生たちにとって心強い味方となるはずだ。まずは文房具売り場に行って、自分好みの1本・1冊に出会ってみよう。 (斉藤航)