慶應塾生新聞会 三田オフィス
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【塾長を、考える】慶應義塾広報室の公式見解

慶應義塾広報室の公式見解

塾長とは、どのような地位なのか。また、どのような方法で選ばれるのか。慶應義塾広報室に話を聞いた。

塾長とは

塾長とは、「慶應義塾規約」7条1項によると、学校法人である慶應義塾の理事長と大学学長を原則兼ねた役職のことを指す。また、慶應義塾の「一切の塾務を総理し、且つ塾務全般につき慶應義塾を代表する」存在である、と同条2項で定められている。

慶應義塾の最高議決機関である評議員会や、個々の案件の決定権限を有している理事会の構成員でもある塾長は、重要な役職である。ただし塾長は、評議員会や理事会の決議に基づき業務を行うため、塾長一人の意思だけで慶應義塾の運営が進むことはない。

そのほか、塾長は様々な式典において、慶應義塾の代表として参加するなど象徴的意味合いも多く含まれている。

塾長の歴史

かつて塾長は社頭に次ぐ二番手的性格を有していた。1‌8‌8‌9年に大学部創設にあたって評議員会が設置され、塾長はその会長として慶應義塾の業務を行う代表的存在として成文化された。1‌9‌5‌0年には、塾長が大学学長を兼ねることが明記され、現在と同じような役割になった。

選出方法に関しては、戦後何度か変更が繰り返されたが、1‌9‌6‌4年以降は大きな変更はされていない。小さな変更は何度か行われ、2‌0‌1‌1年には任期を通算2期8年までとすることが定められた。

塾長の選出方法

「慶應義塾規約」8条1項によると塾長は、評議員や慶應義塾関係者等から成る委員会で候補者を選定し、慶應義塾の最高議決機関である評議員会が選任すると定められている。

候補者の選定を行う委員会は、「慶應義塾長候補者銓衡(せんこう)委員会規則」及び「塾長候補者推薦委員会規程・同細則」に基づき定められている。


まず、大学各学部、一貫教育校、職員の計12部門から2名ずつ、延べ24名の第1次塾長候補者が選出される。なお、各部門の選出方法は部門ごとで定められている。

次に、第1次塾長候補者を、塾長候補者推薦委員会で3名に絞る。塾長候補者推薦委員会とは、大学各学部や、一貫教育校の専任教員や専任の職員、計4‌5‌0名から成るものであり、塾長候補者は2回の投票によって選出される。第1回投票は、3名の完全連記(必ず3名を書く)により上位5名を選出、第2回投票では、3名以内の連記又は単記(3名まで書くことができる)により上位3名の第2次塾長候補者を選出する。

そして、3名の第2次塾長候補者を塾長候補者銓衡委員会で塾長候補者1名に絞る。塾長候補者銓衡委員会は、評議員会議長、教職員を除く評議員14名、かつて塾長であった者2名、各学部長、一貫教育校長のうち1名、部長以上の職員のうち1名、計29名から成る。塾長候補者銓衡委員会では、候補者による所信表明や質疑応答、銓衡委員による議論が行われる。最後に、銓衡委員会によって選定された候補者を評議員会で承認することによって、正式に選任される。

なお、塾長候補者銓衡委員会や評議員会の議事録は関係者以外には公開されておらず、具体的にどのように選任されたかは公表されていない。

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