文学部専攻徹底解説の第13回では、中国文学専攻を取り上げる。今回は、文学部中国文
学専攻2年・Iさんにアンケートを実施した。ぜひ参考にしてほしい。
――専攻の雰囲気は?
極めてチャラい、静かというわけではなく、留学生や外国ルーツの生徒(特に東アジア系
の生徒の割合はトップではないだろうか)も多く多様な人がいて、各々のスタイルで大学
生活を楽しみつつ和気あいあいとしている。
――人気や規模感は?
1 学年5〜20人ほどで少ない時はうんと少ない。私の代は5人だが、今のところ特に不便
はない。少ない生徒に対してゼミが5〜6個あるため、生徒や教授との間で自然と距離感
が近くなるのが特徴と言えるかもしれない。
――どのような分野を学ぶのか?
主に中国の古典、現代文学、言語学(実は英米以外でも言語学は学べる、ゼミもある)。
さらに派生し映画、思想、歴史などを卒論と絡められると聞く。中国の文学、文学、言
語、思想等は意思があれば充分に浸ることができるだろう。
――必修やカリキュラムは?
2 年次の進級必要必修科目が中国現代、古典文学、中国言語学の3授業で、それ以降の進
級条件は特になく、一学期最低6〜9コマくらいの選択必修、専門教育科目、選択科目等
を修得し、研究会に参加していくというカリキュラム。
――この専攻の特徴は?
この専攻は学びたいことに充分に答えてくれる環境がある、それに加えて自由度が高いと
いうのが特性だと個人的に感じる。また教授はかなり良い方々が揃っている。一方、勉強
や出席は課せられるが、英米のような厳しさがあるわけではなく、他に時間を使いたいこ
とがある人などにも勧めたい。少人数というのも特性と言わざるを得ない。
――なぜこの専攻を志望したのか?
私はまだ知らない分野を学びたいと思ったから。他は、「当然中国文学に興味があったか
ら」「 教員免許が取りやすい」「 なんとなく」など。
――専攻に入ってからのイメージの変化は?
特にない。人が少なく全体像がわかりやすいため、雰囲気を知りたかったら何人かの
教授や先輩に話を聞けばすぐに専攻のイメージはつかめると思う。全専攻共通ではあるか
もしれないが、学年が上がると日吉にいた時より真面目な雰囲気になると感じる。
――この専攻に向いている人は?
当然中国に興味がある人におすすめだが、どんな人でも快適に過ごせるのではないか。少
人数だが他専攻も結局クラスに分けられるため、そんなに大きな悪影響はないように思
う。 必修を大教室で受けたい人には向かない。
次回は倫理学専攻を取り上げる。乞うご期待。
(金田悠汰)