11月21日の午前、三田祭の開幕と共に人々の声が響き、三田キャンパスが喧騒に包まれた。そんな喧騒から離れ、落ち着いた雰囲気に包まれていたのは、西校舎地下1階のロビー。そこでは綜合美術団体パレットクラブによる作品展示が行われていた。そこにあったのは、パレットクラブの部員たちがこの1年間で作成した作品、合計で約130点。暗幕にかかった色鮮やかな作品に思わず目が惹かれる。
代表を務める西山さん(経2)は、キャンバスに筆を走らせながらこう語る。
「油絵が中心ですが、それ以外の作品もたくさんあります。部員約50人の個性やこだわりが詰まった作品ばかりですので、ぜひ実際に見に来てその目で確かめてみてください」
活気ある三田祭の雰囲気に疲れたときはぜひ訪れてみることをお勧めする。静かで居心地のいい空間で、多様な形の芸術に触れてみてはいかがだろうか。
(小野寺望)