4月3日、日吉記念館で平成21年度入学式が行われ、合計6695名が晴れて慶應義塾大学生の新たな一員となった。当日は春の暖かな日差しの下、これから新しい一歩を踏み出す期待に満ちた初々しい新一年生で日吉キャンパスは活気に満ち溢れた。
また、日吉記念館は建て替えが決定されており、現在の日吉記念館で行われる最後の入学式となった。また式には例年恒例となっている卒業50年招待塾員として、日吉記念館で行われた最初の卒業式に参加した卒業生でもある昭和34年卒業生も同席した。
安西塾長は式辞で、「大学生活において、「学問の感動、体験の感動、自己発見の感動、という三つの感動を得て、将来リーダーとなりうる人材になってほしい」と語り、小泉信三元塾長の「心志を剛強にし容儀を端正にせよ」という言葉を引用しつつ、新入生にエールを送った。
そして、学部長等紹介、教職員代表祝辞の後、塾員代表祝辞として塾員代表の北城恪太郎日本アイ・ビー・エム株式会社最高顧問が祝辞を述べた。その後、新入生代表入学の辞、塾歌斉唱と続いた。
式の最後には、昭和34年卒業生より、寄付目録贈呈や挨拶が行われた。