「月刊プリンセス」(秋田書店)にて1976年から現在まで連載されている少女漫画『王家の紋章』のミュージカル製作発表記者会見が、5月16日に東京都内で行われた。8月の公演に先駆け原作者や演出家、キャストらが作品への思いを語った。

宮澤佐江、新妻聖子(ダブルキャスト)演じるヒロイン・キャロルはエジプトで考古学を学ぶ現代のアメリカ人だが、浦井健治演じる少年王・メンフィスのピラミッドの発掘に参加したことが引き金となり古代エジプトにタイムスリップしてしまう。古代世界においてメンフィスから求愛を受けるキャロルだが、彼女たちを取り巻く人々によりふたりは運命の荒波にもまれることとなる。


製作発表では、演出を手掛ける荻田浩一が「愛と夢にあふれている少女漫画の金字塔『王家の紋章』の初の舞台化に携われたことにとても感謝している。夏の帝劇にて観客の皆さまに甘い夢を感じていただければ」とあいさつ。以前から本作品の大ファンだったという新妻聖子は「少年王・メンフィスは少女漫画における元祖オレ様男子。美しくて強引でたまに優しいところが魅力的」とアピールした。

累計発行部数4000万部を誇る本作品は、これまで作品の質を保つため一度も舞台化、映像化されたことがなく今回が初の試みとなる。公演は8月5日~27日の間、帝国劇場にて行われる。


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