慶大にも地震の影響あり 慶應内で人的被害はなし

先月11日、三陸沖でマグニチュード9・0の地震、いわゆる東北地方太平洋沖地震が発生し、多くの被災者が出た。慶大生に関しては3月31日現在、死者・重傷者は確認されていない。地震発生時に義塾の敷地内で人的な被害は発生しなかった。建物に関しても、今年3月に完成が予定されていた三田南校舎を含めすべての建物に大きな被害は見られなかった。  (大竹純平)

地震の揺れは関東地方でも大きく、関東各地で震度5強前後の揺れが見られた。義塾はHP等で塾生の安否確認を行っているが、今のところ死者や重傷者は確認されていないという。地震発生時、義塾の敷地内において学生、生徒、患者等の人的被害はなかった。
 義塾の建物に関しては、現時点で安全は確保されており、大きな被害は報告されていない。細かい被害状況は今後検査していくという。
 地震発生後、慶大は三田キャンパスを帰宅困難者に開放。南館にて非常食等を配布した。
 慶大は余震が続いている状況、そしてエネルギー消費の抑制に努めるという社会的要請等の諸事情に伴い、2010年度の大学学部卒業式、および大学院学位授与式を中止。代わりに代表学生に対し学位記授与等を行い、動画で配信した。この動画は3月30日現在、義塾HP上のリンクから見ることができる。
 大学学部、および大学院の入学式も延期となり、3月30日現在入学式についての情報は発表されていない。決定次第、義塾HP上で発表されるという。
 また、慶大は今回の地震を受け、2011年度春学期のガイダンス、書類配布および開講時期を延期した。学部生については三田キャンパスでは4月15日、日吉キャンパスでは4月25日、矢上キャンパスでは4月13日、SFCの看護医療学部4年以外は5月6日から授業が行われる予定である。必要書類の配布やガイダンス等についても順次行われていくという。
 授業開始後も神奈川県にある日吉キャンパスやSFCでは計画停電の実施が予想されるが、計画停電への対応は日吉に関しては25日の授業開始までに決定されるという。SFCに関しては現在検討中だ。今後の業務に関しては、できる限り平常通りに進めていきたいとしている。
 今回の地震に対して義塾は支援を決定した。慶應義塾大学病院の医師・看護師・薬剤師・事務職員からなる「慶應義塾救援医療団」を気仙沼地域へ派遣。三田会、全塾協議会と共に義塾HP上で義援金も募集している。3月30日現在、841件から4440万5010円の地震の義援金が集まっている。地震の影響で中止を決定した卒業式の式典用に準備されていた経費の一部も、義援金として被災者支援に使われるという。
 義塾は被災した学生に対し、授業料の延納手続きや奨学金の付与等の対応を取っている。また、地震により就学が著しく困難になった塾生に対しては、相談を受け付けている。
 その他義塾の地震に関する情報や、今後の対応については、義塾HP(http://www.keio.ac.jp)上にて順次更新されていく予定である。