11月7日、三田キャンパスの演説館で、慶應義塾法科大学院主催のフランス法特別講座の第1回目が開かれ、多くの学生が参加した。講師にはミシェル・グリマルディ教授(パリ第2大学教授)が招かれた。
 講義では、法と経済というアメリカ法的な問題設定に関してフランス法がいかなるスタンスを持っているのか、現状と問題を概観した。グリマルディ教授は現代フランスを代表する民法学者であり、フランス語を共通語として毎年世界各国で学会を開催する「アンリ・キャピタン協会」の会長を務めている。
 本講座は大陸法財団の寄付金によるもの。「法と経済」を全体テーマとし、12月8日までの全4回で構成され、各回著名な外国人の教授が招かれ講演を行った。