密かにブーム「ラーメン女子」 カフェのように来店して

ラーメンへの想いを語る森本さん
ラーメンへの想いを語る森本さん

k日吉駅の裏には多くのラーメン屋がある。ラーメンを食べに行く慶大生も多く、それは男女を問わない。しかし、女性が男性と同じようにラーメンを食べることに驚く人もいるだろう。そんなイメージを変えるイベントが、横浜赤レンガ倉庫で3月7日と8日に開催された。その名も「ラーメン女子博」だ。

プロデューサーは「ラーメン大好き女子」の森本聡子さん。彼女は昨年1月以降数回にわたって女性の友人たちを集めてラーメンを食べる「ラーメン女子会」を全国各地で開催してきた。

回を重ねるたびに女子会の規模は大きくなり、「友人以外にも、もっとたくさんの女性にラーメンの魅力を知ってもらいたい」という思いが、今回の「ラーメン女子博」を開催する動機になったという。

同イベントには女性のための様々な仕掛けがある。会場内に設置された女性専用エリアは、一人で訪れた女性でも気後れすることなくラーメンを食べられるようにするための工夫だ。提供される丼は通常サイズのほかに小さめのハーフサイズがあり、女性も食べやすいものになっている。店舗ではルックスの良い、いわゆるイケメンが接客にあたるなど、女性の心をしっかりと掴んでいる。

メニューも充実している。ミシュランにも掲載された「ベジラーメン」も、今回目玉であるメニューの一つだ。スープや麺の材料には野菜が盛り込まれている。

森本さんとラーメンの出会いは、彼女が高校生だった頃のこと。通学路にできたラーメン屋でアルバイトを始めたことがきっかけとなり、徐々にラーメンに魅せられていったという。

彼女にとって、ラーメンは「常に自分をときめかせてくれる、彼氏のような存在」だという。地元のラーメン屋に一人で足を運んだり、友人とラーメンを食べるために地方に遠征したり、その愛は底知れない。

女性が一人でラーメンを食べに行くことがはばかられる風潮について、「女性が行きやすいラーメン店や女性でも食べやすいラーメンについての情報が少ないからではないか」と森本さんは分析する。「メディアを利用して女性に対する情報をもっと発信し、女性にとってラーメンをより身近なものにしたい」というのが彼女の考えだ。

今後も「ラーメン女子会」や「ラーメン女子博」を定期的に開催し、ラーメンの良さをより多くの女性に広めていきたいと語る。

「ラーメンは1杯1000円以内とお手頃で、それでいてその1杯の中にあらゆる魅力が詰まっている素晴らしい食事。女性がお昼休みにカフェに行くのと同じように、ラーメン屋に行くようになってくれたら嬉しい」と話した。新入生のみなさんも、気になるあの人をラーメン屋に誘ってみてはいかがだろう。
(河合遥香)