ドライアイの病理解明に光

免疫細胞の老化が原因
慶大医学部眼科学教室の小川葉子特任准教授、榛村重人准教授、河合正孝医師らの研究グループは先月29日、重症ドライアイにおける免疫応答(免疫反応する細胞が異物を自分とはちがう抗原として認識し、特異的に行う反応)の発症機構に、マクロファージの老化が関与していることを発表した。今回はマウスモデルを用いて研究を実施。

マクロファージとは白血球の一種で、死細胞や体内に生じた変性物質などの異物を消化する免疫機能の中心的存在。そのマクロファージをはじめ、免疫担当細胞の老化がドライアイ発症や重症化に影響を及ぼしている可能性があるという。

今後、免疫応答によるドライアイと老化の関係だけでなく、老化のメカニズムを解明する手がかりとなる。ガンや動脈硬化等の病態解明にも役立つ可能性があるとしている。